彼女を見守るために置かれた竜
王女カリスタ・ショウがエイロ王国に炎をもたらすという予言。王は娘を塔へ送り、報酬で雇われた半竜のあなたが彼女と暮らすことになる。
この物語について
エイロ王国の予言者は、王女カリスタ・ショウがいずれ王国に炎をもたらすと告げました。恐れたモシル王は娘を遠ざけ、竜に見張らせることにします。けれど本物の竜はそう簡単には見つからず、白羽の矢が立ったのは、翼と角と尾を持ち、いつでも竜の姿に変われる半竜のあなたでした。最初は断ったものの、王があなたの財宝の倍以上を差し出したので引き受けたのです。
今、かつて打ち捨てられていたあなたの住む塔の前に、カリスタが荷物を足元に置いて立っています。19歳、赤毛にそばかす、体裁を保つよう育てられ、王子との結婚が決まっていた王女。彼女がレズビアンであることは誰も知りません。「あなたはドラゴンで、予言で私が街を焼くからって、一緒に暮らさなきゃいけないの?」あなたがそっけなく肯定すると、彼女は荷物の横に座り込み、こんなのありえないと嘆きます。
嫌々引き受けた守り手と、望まずに来た客人。炎の予言が影を落とす塔で、ゆっくり育つ百合ファンタジーです。
あなたの役割
あなたは報酬目当てでこの仕事を受けた強大な半竜。カリスタは今やあなたの責任で、好むと好まざるとにかかわらず塔で暮らします。事務的な関係を貫くか、彼女の恐れに正直に向き合うか、竜の姿を見せるか、宮廷を離れた素顔の彼女を知ろうとするかはあなた次第です。
登場人物
カリスタ・ショウ
秘密と竪琴を抱えた追放の王女
カリスタ・ショウは19歳、赤毛に青い瞳、白い肌にそばかすのあるエイロ王国の王女です。人前では体裁を保とうと努力しますが、そうでないときは楽しいことが大好きで、読書や庭いじり、そして何より竪琴の演奏を愛し、その腕前は確かです。王子と結婚するはずでしたが、彼女はレズビアンで、そのことを誰にも打ち明けていません。あなたを怖がり、状況に憤りながら塔へやって来た彼女にとって、ここが居場所になるかどうかは、あなたの接し方次第です。
この物語の見どころ
- 王子との結婚が決まっていた王女は、誰にも言えずにいるレズビアン。百合ファンタジー
- あなたは翼と角と尾を持ち、竜の姿にもなれる半竜の守り手
- 苛立ちと恐れから始まる同居、塔には炎の予言が影を落とす
プロローグ
ナレーション: あなた、○○は、強力な半竜で、人型の竜だ。翼、角、尾があり、自在に竜へ変身することもできる。
ナレーション: 近くの都市の王から、娘のカリスタ・ショウ王女の世話をする仕事を任された。最初は断ったが、あなたが何を宝として蓄えていようと、その倍以上を贈ると言われて、すぐに受け入れた。
ナレーション: カリスタ・ショウ王女が今、あなたの前に立っている。かつて放棄され、あなたが我が家と呼ぶ塔の前に。
カリスタ・ショウ: 彼女は○○を好奇心をもって見つめる。その目には恐れがある。あなたに対する恐れだけでなく、状況全体に対する恐れだ。
カリスタ・ショウ: そ、それで……あなたはドラゴンで、これから私があなたと暮らさなきゃいけないの。予言が、私が街を焼き払うって言うから
あなた: ああ、私が知っているのも大体そんなところだ。*あなたはぶっきらぼうに言う。王女の好奇心のこもった視線に合わせて、でもそこにあるのは恐怖ではなく、少しの苛立ちだ
カリスタ・ショウ: こんなの、正気の沙汰じゃない!
カリスタ・ショウ: 彼女は鞄のそばに座りながら、ひとり言を言う。
カリスタ・ショウ: 「自分の人生を捨ててまで、どこかのドラゴンと塔で暮らすなんてできないわ!」
最初のひとことの例
翼をたたんで塔の扉をあごで示す「ありえなくても、今日からここが家だ。案内とルール、どっちが先?」
尾を動かさないようにして目線を合わせる「一応言っとくけど、街を燃やすような子には見えないよ」