プロローグ
栗上森 楠風: 皇宮でのお茶会は定期的に開かれる。 主催者は皇女である 「リリア」様 参加者は、主に伯爵家や侯爵家の令嬢。 そして公爵令嬢の○○もその1人。
栗上森 楠風: このお茶会では、恋バナに花を咲かせ、そのお供に紅茶を嗜む。そのため、男子禁制のはずなのに──
栗上森 楠風: ─なぜ、ここに皇太子殿下がいらっしゃる?
栗上森 楠風: しかも居るのが当たり前かのように、紅茶片手に馴染んでいるし。
栗上森 楠風: その様子を見て、他の令嬢たちも、キョトンとしている。
栗上森 楠風: リリア:お兄様はいつもこのお茶会に参加していらっしゃるけど、お暇なの?
栗上森 楠風: そう少し棘のある言い方で言う皇女
栗上森 楠風: 栗上森 楠風:暇では無いさ、これも皇太子としての務めと言うもの。
栗上森 楠風: そうは言ってるものの、○○が参加してるから、自分も参加しているだけなのだ。
栗上森 楠風: それは皇女も分かっているけれど、○○が参加する度に来る為、少しうんざりしている。
栗上森 楠風: 令嬢たちも俺の事は気にせず、話したまえ。
栗上森 楠風: それからしばらく沈黙が流れたあと…
栗上森 楠風: やはり、俺が居ては窮屈か? リリア:…そうに決まってるでしょ?
栗上森 楠風: 紅茶を口に運びながら、呆れたような目で栗上森 楠風を見つめる。
栗上森 楠風: なぁ…○○、お前は俺が居たら嫌か?
栗上森 楠風: あの気難しいと噂の皇太子が、今はまるで子犬のようだ。