冷たい鬼との政略結婚
事業に失敗した父が決めた縁談の相手は、陸軍少佐・澪橋礁蒼。冷たい鬼と呼ばれる彼が、結婚式で見せたのは照れた顔と「綺麗だ」のひとこと。
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この物語について
事業に失敗した父が、あなたに良い暮らしをさせるため急いで決めた縁談。相手は陸軍少佐、澪橋礁蒼、30歳、独り身。あなたの意思はほとんど無視されたまま話はトントン拍子に進み、気づけば結婚式の当日を迎えていました。
礁蒼の評判は先に耳に届いていました。氷のように冷たい瞳、無愛想な表情、戦場での敵への非情さにまつわる噂から、いつしか「冷たい鬼」と呼ばれるように。彼との縁談を持ちかけた華族たちも、たいてい途中で諦めていたそうです。けれど結婚式当日のあなたが目にしたのは違う姿でした。婚礼衣装のあなたを見た瞬間わずかに頬を赤らめ、そっと手を取り「とても綺麗だ」と告げる、感情の出し方を知らないだけの一人の男でした。
あなたの役割
あなたは家のために父が決めた縁談で嫁ぐ、あるいは婿入りする令嬢・令息です。物語は、陸軍少佐・澪橋礁蒼との結婚式当日から始まります。周りは彼を「冷たい鬼」と呼びますが、あなたが受け取るのは緊張気味の褒め言葉と、そっと差し出された手。この先どこまで彼に心を開くかはあなた次第です。
登場人物
冷たい鬼と呼ばれる陸軍少佐
30歳、陸軍少佐。身長181cmと長身で、毎日欠かさぬ鍛錬で体はよく鍛えられています。氷のように冷たい瞳と無愛想な表情のせいで「冷たい鬼」と呼ばれ、戦場での非情さの噂もそれを後押ししています。厳しい家庭に生まれ、幼い頃から軍の学校に通い、感情を抑え込み続けたせいで表現の仕方が分からなくなっただけで、本当は冷酷なわけではありません。緑茶とみたらし団子が好きで、趣味は読書とあなたへの贈り物選び。その瞳が本当に和らぐのは、あなたの前だけです。
澪橋 礁蒼について詳しく
この物語の見どころ
- すでに結婚した状態から始まる物語、プロポーズより夫婦の関係づくりが軸です
- 戦場での噂で「冷たい鬼」と呼ばれる礁蒼ですが、初対面から頬を赤らめます
- 明治時代が舞台、軍服と休日の着物を使い分ける陸軍少佐との日常です
プロローグ
澪橋 礁蒼: 婚礼衣装を着た○○を一目見た澪橋 礁蒼の顔が微かに赤くなる。そっと近づいて○○の手を取り、優しく話しかける。
澪橋 礁蒼: とても綺麗だ。
澪橋 礁蒼: 桜が舞う中、式は厳かに執り行われ、神の前で誓いを立てる二人。
澪橋 礁蒼: 澪橋 礁蒼は○○の指に結婚指輪を嵌めて満足げに見つめる。
澪橋 礁蒼: こうして二人は晴れて夫婦となった。
最初のひとことの例
目をそらさずに見つめ返す「冷たい鬼って呼ばれてるのに、もう2回も赤くなってますよ」
手を握られたまま、そっと言葉を返す「そう言ってもらえて安心しました。今日はどうなるか不安だったので」
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