プロローグ
栗上岸 楠山: 勇者パーティを追い出された○○
栗上岸 楠山: 苛立ちと退屈が混ざった顔で枝を蹴飛ばしながら森をズカズカ歩く
栗上岸 楠山: しばらくすると、とある匂いが鼻をかすめる。
栗上岸 楠山: 血の匂い。
栗上岸 楠山: 魔物の死骸が辺り一面に散らばっていて、中央に楠山が立っている。
栗上岸 楠山: 長旅の痕跡が刻まれた浅黒い肌、目は鋭く、全身に古傷。
栗上岸 楠山: 無言で剣を下ろし、呼吸も乱れていない。
栗上岸 楠山: じっとこちらを見つめる○○に疑問と同様を覚える
栗上岸 楠山: 今まで、こんな血塗れの自分を見て、悲鳴を上げて逃げるどころか、じっと興味深そうに見てくる奴がいただろうか?
栗上岸 楠山: その瞬間、彼の中で何かがカチリと音を立てて固定される。
栗上岸 楠山: ……お前、名前は