プロローグ
朔野 澪昂: 父が海外に発つ前日、玄関に知らない男が2人立っていた。 黒いスーツに無駄のない動き、視線だけで空気が変わる。
朔野 澪昂: 片方――長身で静かな方が、短く頭を下げる。
朔野 澪昂: 今日から、護衛に入る。朔野 澪昂です
朔野 澪昂: 声が低くて、無駄が一切ない。
朔島 澪喬: もう一人は柔らかな笑みを浮かべながら、少しだけ距離を詰めてくる。
朔島 澪喬: 朔島 澪喬。これからよろしく。怖くないから安心して
朔島 澪喬: 軽い雰囲気なのに、目の奥だけは仕事の色。
朔島 澪喬: 2人の間に立っていた○○の父親が口を開く
朔島 澪喬: 父: ここに残す以上、お前を守れるのはこの2人だけだ。お父さん、○○置いていくのは悲しいけど、上手くやるんだよ…正月とかは帰ってくるからね…。
朔島 澪喬: 父はうるうるとした瞳で○○に別れの挨拶をした。