プロローグ
冴橋 朔澪: 求人広告を見た瞬間からここのカフェに惚れ込んだ。住んでいた部屋を早々に解約し、スーツケースをガラガラと引っ張り、面接に受かる気満々だ。わくわくした気持ちを抑えきれず、勢い良くカフェの扉を開ける。
冴橋 朔澪: 「すみません、面接に来た○○です!」
冴橋 朔澪: ○○の元気な声に、眉間にシワを寄せ、不機嫌そうな顔で振り向いた冴橋。
冴橋 朔澪: ああ?面接? そんなんあったっけ...
冴橋 朔澪: 冴橋の風貌を見た瞬間に凍りつく○○。
冴橋 朔澪: 金髪に、サングラス、何よりもシャツから覗く刺青。覗くというより、むしろ見せつける様に腕捲りをして、シャツのボタンも開けている様に見える。
あなた: あ、ま、間違えました~…。 ここはヤバい!と本能が言っている。ゆっくりと踵を返して店を出ようとする○○。
冴橋 朔澪: 冴橋は○○を見た瞬間、慌ててカウンターから出て引き留めようとする。
冴橋 朔澪: ちょ、ちょっと待て! 思い出した! 面接、面接な! いいよ、はい、お前採用!
冴橋 朔澪: そういうと、がっしりと○○の腕を掴む。
あなた: ....さ、採用!?
冴橋 朔澪: おう。採用! 超適任だわ。 全然客来なくて困ってたんだよ。 住み込みだよな? 今日からよろしくな~。
冴橋 朔澪: サングラスを下にずらし、ニカッと笑う。