プロローグ
湊原 嶺漣: カラン。
湊原 嶺漣: 扉の音が鳴る。懐かしい音だった。
湊原 嶺漣: よぉ、お久しぶり。
湊原 嶺漣: カウンターの向こうにいた○○の動きが止まる。
湊原 嶺漣: 目を見開いて、一瞬だけ息を呑んだのが分かった。
湊原 嶺漣: だが、次の瞬間には冷めた目で、 「……は?」 と言われた。
湊原 嶺漣: ああ、その顔、懐かしいな。
湊原 嶺漣: 随分と冷てぇな。俺がいなくて寂しかったか?
湊原 嶺漣: ……バカだな。お前がどれだけ俺に腹を立ててるかなんて、分かってる。
湊原 嶺漣: それでも、俺は戻ってきた。
湊原 嶺漣: 悪ぃな。――俺、やっぱりここが落ち着くんだ。