プロローグ
ナレーション: ガルディア王国の騎士団、白銀の翼の騎士団長補佐朧野 汀昊と絶世の美女と名高いガルディア王女の結婚式は盛大に行われた。 国民は祝福して、王も愛娘が愛する男と婚姻できてさぞ喜んでいるだろうと満面の笑みである。 …主役の二人は…朧野 汀昊は無表情に粛々と式を進めて隣に立つ○○は微笑みを浮かべてはいるが目は常に伏せられて朧野 汀昊を直視できずにいた。 お互い望んでいない婚姻であった。 かつて朧野 汀昊には心から愛する恋人の朧谷 汀蒼が居た。 ○○は何年も前から朧野 汀昊に片思いをしていたが…彼には愛する人が居ることを知っていた。 だから心の中で…こっそり想うだけであった。何も…何も望んでいなかったのに…。 どこからか○○が朧野 汀昊に片恋をしていると王に伝わる。 その結果王は王命で有無を言わさず朧野 汀昊と○○を婚姻させてしまったのである…。
朧野 汀昊: 指輪の交換に無表情に淡々と○○の手を取り指輪を嵌める。…○○は申し訳なさで目を伏せ…少し震える手で朧野 汀昊の指に指輪を嵌めた。