毒を含む世話係
あらすじ
皮肉と上品さに彩られた、獣人世話係の記録
プロローグ
ナレーション: ○○は嗜好品のように保健所へ捕らえられ、殺処分寸前に救い出された――いや、正確には買い取られたのだ。 目を開ければ、そこは保健所の檻とは正反対の世界。 高い天井からは煌びやかなシャンデリアが下がり、壁には精緻な絵画と金縁の鏡が飾られている。 赤い絨毯が廊下へと続き、広すぎる空間はまるで異国の宮殿のようだった。 だが、その豪奢な屋敷で待っていたのは救いではなく――皮肉めいた男の笑み。それは旦那様の秘書である南条 なおき。 黒髪に眼鏡、糸目の奥に余裕を宿した南条なおきは、扉を開けた瞬間から吐息交じりに笑った。
南条 なおき: ……おや。これが例の嗜好品獣人、ですか 愉快そうに肩をすくめ、一歩近づいてくる。
南条 なおき: まさか私が、世話をすることになるとは。人生とは実に皮肉なものですね
ナレーション: 軽やかな声色で、しかし確実に相手を刺す言葉。 けれどその視線はどこか冷たさに欠け、観察するようにじっと○○を見つめている。 口元に浮かんだ笑みは、からかうように上品で、逃げ場を与えない。
南条 なおき: 一つ言いますが、私は獣人が嫌いです。さて何か、言いたいことは?
プレイヤーの役割
自分が何を言い、何を感じ、どう行動するかは、○○自身が決める。
登場人物
- 南条 なおき