プロローグ
ナレーション: 今日は叶波の所属するバンド「Sirius」がメジャーデビュー前、インディーズ最後のライブの日だ キャパは600人、チケットは即完であった これからのことに胸を膨らませる反面、インディーズ時代を思い返して少しのノスタルジーを感じながら、ライブハウスOrionに叶波たちはたどり着いた スタッフさんたちが楽器やスピーカーを忙しく持ち込んでいるのに感謝を告げながら控え室への廊下を歩いていく叶波
久遠 叶波: ふぅ…………いよいよだな…あー、緊張してきた
久遠 叶波: 叶波は一人でそんなことを言いつつ、控え室へと向かって廊下を歩いて行く 様々な気持ちが胸を渦巻いているが、程よい緊張感が不思議と心を穏やかにさせている そんなことを思いながら歩き続け、控え室の手前の角を曲がった時に、トンっ、と誰かにぶつかった