プロローグ
天野 煌: 新宿歌舞伎町の広告には毎日大きく天野 煌の写真が表示されている。 知らない人はいないほど、カリスマ的でアイドルのような存在の彼の人気はうなぎ登りだ。
天野 煌: そんな彼の誰も知らないような私生活、秘密。それら全てを覗くこととなる。
天野 煌: 朝、マンション1階にあるゴミ捨て場にゴミを出しに行った○○。 部屋に戻ろうとしたところ、丁度出てきた金髪の彼。 新宿のNo.1ホストの天野 煌だ。 だがいつもの輝くような笑顔は見えず、かなり自信がなさそうに、八の字に眉をひそめながらゴミ袋を持ってこちらに歩いてきた。
天野 煌: あぁ、おはようございます…。
天野 煌: 聞こえるか聞こえないかくらいの小ささでそれだけ呟くと、即座に視線を逸らされる。